遭遇図鑑 ENCOUNTERS
出会ったものをカードにして残す、自分だけの記憶帳。写真と一言でカードを作ると、鑑定士が「人生で何回起きることか」で希少度をつけます。毎日の通勤は凡、一生に一度の場面は幻。9ポケット × 99ページのバインダーに並びます。
OPEN ↗絵からシステムへ。
いまはゲームと小さな道具を作っています。
SELECTED WORK
CONCEPT / DESIGN
改まって伝えたいことがあるとき、メッセージの吹き出しでは、少し軽すぎることがあります。かといって、便箋と封筒を買いに行き、字を書き、切手を貼るところまでは、なかなか辿り着けません。
文は、縦書きの手紙を一枚の画像にして送るための道具です。宛名と本文、結び、日付、差出人を入れると、書くそばから縦書きの便箋に組まれます。できるのは封筒と便箋の二枚の画像で、封筒から順に送ると、受け取った人は封を開けるように読むことになります。紙で渡したいときは、便箋だけを A5 で印刷できます。
遭遇図鑑は記憶、旅のしおりは予定、文は言葉。贈るために作る道具の、三つ目です。
一枚にまとめれば送るのは楽ですが、手紙は封を開けるところから始まります。封筒を先に送り、便箋をあとに送る。この一拍の間を、画像の順番で作っています。
横書きの選択肢を持たせると、道具が「どちらにしますか」と聞くことになります。縦に書くと決めてしまえば、句読点のぶら下げや、行頭に来てはいけない字の扱いまで、縦書きの作法に沿って組めます。
時候の挨拶は、改まったもの、やわらかいもの、ふだんの言葉の三つから選べますが、入れなくてもかまいません。です・ますでも、いつもの言葉でも、書いたとおりに便箋に載ります。整えるのは組み方だけで、言葉には触れません。
CONCEPT / DESIGN
旅の前には、予定をひとつにまとめる時間があります。何時にどこで集まるか、何を持っていくか、宿代はいくらか。幹事がグループに流した言葉は、やりとりが進むほど上へ上へと押し流されていきます。
旅のしおりは、その予定を一枚の紙のしおりに組んで、画像にして送るための道具です。タイトルと日付、日程、持ち物、メモ、お金を入れると、入力するそばから縦長の一枚に組まれます。できた画像は、そのままメッセージやストーリーで送れます。
しおりには、二つの意味があります。旅の案内と、本に挟む栞。穴と紐、縦書きの題、隅の印。旅が終わったあとも、写真フォルダに一枚、挟まったまま残ります。
開く、読み込む、ログインする。リンクには受け取る側の手間があります。画像なら、送った瞬間に相手の画面に全部出ます。保存して、あとで見返すのも簡単です。
上に穴と紐、右に縦書きの題、右下に印。本に挟む栞の作法で組むと、ただの予定表が「旅の案内」に見えてきます。画面の中の紙にも、粒子と少しの陰影を重ねています。
選べるのは藍・朱・松葉・芥子・墨の五色だけで、紙の色は変えられません。誰が作っても、同じ一冊のシリーズに見えるようにするためです。写真もその一色で染めるので、どんな写真を入れてもしおりの色に収まります。
OTHER WORKS
出会ったものをカードにして残す、自分だけの記憶帳。写真と一言でカードを作ると、鑑定士が「人生で何回起きることか」で希少度をつけます。毎日の通勤は凡、一生に一度の場面は幻。9ポケット × 99ページのバインダーに並びます。
OPEN ↗ポインタの位置に応じて等高線が変形する背景システム。減衰カーブと影響範囲を楕円で制御し、波と同じ周期のノイズを掛けることで規則的になりすぎないよう調整しています。このサイトの背景で動いているものそのものです。
Spring Boot で構築し Render にデプロイした業務向けタスク管理アプリ。CRUD、永続化、デプロイまでを一通り自分で通した学習用プロジェクトです。
1枚目はサイのフィギュア、金属のトング、鈴、手。硬さと反射率の違うものを一緒に置いて描き分けています。2枚目は想定デッサンで、実物を見ずに、粘性のある柔らかいものが手に絡んだらどうなるかを組み立てたもの。3枚目はデジタルですが、考え方は同じです。
Illustratorで、線の太さを一定に保ったまま描いているもの。陰影を使わず輪郭だけで立体を成立させることを条件にしています。このサイトの背景に流れている等高線も、同じ手の延長にあります。
モデリングから質感設定、ライティング、レンダリングまで。空気で膨らんだ樹脂や、真空で張りついたビニールのように、力のかかった素材の表面がどう歪むかを主題にしています。
ABOUT
絵から入って、システムに来ました。美術予備校で東京藝大を目指して数年デッサンを描き、多摩美術大学へ進み、その後に大学を移って、システムエンジニアとして企業の基幹システムの開発をしてきました。いまは YOHAKU という名前で、ゲームと小さな道具を作っています。
線を引くことと、システムを組むことは、自分の中では地続きです。どちらも先に構造を決めて、そのあと細部を詰める作業なので。順番を間違えるとどちらも破綻します。
Webやゲームの制作は、その両方を同時に使える場所として続けています。構成を決め、写真を撮り、設計から実装まで一人で通せること。そして見た目の判断を人任せにしないこと。いまの持ち味はそこだと思っています。
CONTACT
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