Pointer-reactive contour field
ポインタの位置に応じて等高線が変形する背景システム。減衰カーブと影響範囲を楕円で制御し、波と同じ周期のノイズを掛けることで規則的になりすぎないよう調整しています。このサイトの背景で動いているものそのものです。
システムエンジニアとして働きながら、
Webサイトの設計と実装をしています。
SELECTED WORK
CONCEPT / ART DIRECTION
DESIGN
私たちは毎日、なにかに遭遇しています。雨上がりの舗道、終電の一本前、三秒だけ見えた富士。大切な人と過ごした午後や、がんばって手にした結果も。けれど、そのほとんどは写真フォルダの奥に沈み、やがて思い出せなくなります。
遭遇図鑑は、そのひとつひとつをカードにして残す、自分だけの記憶帳です。写真と一言でカードを作ると、鑑定士が「それは人生で何回起きることか」で希少度をつけます。毎日の景色は「凡」、一生に一度の瞬間は「幻」。ゲームのトロフィーのように、自分の人生にどんな勲章が並んでいるのかが、少しずつ見えてきます。
珍しさを競うためのものではありません。自分の人生がどんな遭遇でできているのかを、あとから一枚ずつめくるためのものです。
世の中で珍しいものを集めると、近くに住む人の図鑑はだんだん似てきます。そこで物差しを「その人の人生で何回起きるか」にしました。毎日の通勤は凡、一生に一度の場面は幻。文章の長さでは決まりません。
カードには使える回数があり、使うと減っていきます。ただ、使い切っても消えずに「使用済」としてバインダーに残ります。使うことが、そのまま記録になります。
撮った写真をそのまま並べると、SNS のタイムラインと同じ見え方になります。写真を分類ごとの色で染め、紙の質感と粒子を重ねて、どのカードも同じ一冊の図鑑に見えるようにしました。写真のないカードには、街の部品を組み合わせた小さな挿絵が付きます。
CONCEPT / ART DIRECTION
PHOTOGRAPHY / DESIGN / CODE
通っている焼肉屋を題材に、架空の店として制作したサイトです。同じ写真・同じ文章のまま、構造だけを変えた二種類をつくりました。撮影から実装まで一人で通しています。
他店のサイトはほぼ全て肉の断面から始まります。ただこの店の価値は肉そのものではなく、誰と来ても成立することにありました。そこで主役を「席」に変え、網を囲んでいる卓の写真から始めています。
メニュー一覧ではなく、サラダ、タン塩、カルビ、締めのおじや、という食事の順序で構成しました。スクロールがそのまま食事の進行になります。集まって食べる体験が価値である、という主張を構造で表しています。
料理写真を四角い枠に収めると、どの店のサイトも同じ見え方になります。背景を抜いて皿だけを浮かせ、影を落としました。同じ画像が、暗い画面では浮遊し、紙の上では貼り込んだように見えます。
OTHER WORKS
ポインタの位置に応じて等高線が変形する背景システム。減衰カーブと影響範囲を楕円で制御し、波と同じ周期のノイズを掛けることで規則的になりすぎないよう調整しています。このサイトの背景で動いているものそのものです。
Spring Boot で構築し Render にデプロイした業務向けタスク管理アプリ。CRUD、永続化、デプロイまでを一通り自分で通した学習用プロジェクトです。
1枚目はサイのフィギュア、金属のトング、鈴、手。硬さと反射率の違うものを一緒に置いて描き分けています。2枚目は想定デッサンで、実物を見ずに、粘性のある柔らかいものが手に絡んだらどうなるかを組み立てたもの。3枚目はデジタルですが、考え方は同じです。
Illustratorで、線の太さを一定に保ったまま描いているもの。陰影を使わず輪郭だけで立体を成立させることを条件にしています。このサイトの背景に流れている等高線も、同じ手の延長にあります。
モデリングから質感設定、ライティング、レンダリングまで。空気で膨らんだ樹脂や、真空で張りついたビニールのように、力のかかった素材の表面がどう歪むかを主題にしています。
ABOUT
絵から入って、システムに来ました。美術予備校で東京藝大を目指して数年デッサンを描き、多摩美術大学へ進み、その後に大学を移って、いまはシステムエンジニアとして企業の基幹システムの開発をしています。
線を引くことと、システムを組むことは、自分の中では地続きです。どちらも先に構造を決めて、そのあと細部を詰める作業なので。順番を間違えるとどちらも破綻します。
Webの制作は、その両方を同時に使える場所として続けています。構成を決め、写真を撮り、設計から実装まで一人で通せること。そして見た目の判断を人任せにしないこと。いまの持ち味はそこだと思っています。
CONTACT
tadahiro.works@gmail.comご連絡はこちらへ。